『メタファー:リファンタジオ』をやった
CATEGORY:ゲーム
TAGS:#Play Station 5
メタファー:リファンタジオというゲームをクリアしたので感想を書きます。
特にネタバレはありませんが、やる前に何も情報を入れたくない!という方は読まない方が良いかもです。
ざっと感想
アトラスの最新作ということで、ゲームシステムはペルソナシリーズによく似ていて、けれどペルソナとは違ってがっつり世界観が作りこまれたファンタジー世界が舞台になっています。
ゲームシステムが似ているっていうのはどういう面でかと言うと、定められた期間の中でミッションが課せられて、仲間や協力者とコミュニケーションを取って戦闘で有利になる効果を手に入れたり、自分の資質を向上させて仲間や協力者とのコミュニケーションに必要なレベルまで伸ばしたり、ダンジョンに潜ってレベル上げをしたり、そんな感じでスケジュールを調整してうまくバランスとってミッションをこなしていくみたいな、ペルソナシリーズの一連の流れは踏襲しています。
戦闘も基本的には相手の弱点を見つけて突くことで有利に進めていくもので、ただ違いとしてペルソナシリーズにはある総攻撃というアクションが無く、その代わりに弱点を突くとこちらの行動回数を増やすことができる、みたいになっています。
ということで慣れ親しんだゲームシステムなので最初からサクサクプレイできたのですが、その感想としてストーリーに若干のモヤりはありつつも紛れもなく素晴らしいゲーム体験ではあって、とても骨太で長丁場のプレイ時間だけど終わった後には感動が待ってたしすがすがしい気持ちにもなれて、やって良かったなと思えました。
これ以降いくつかのトピックに分けて感想を書いていきます。
グラフィック
グラフィックがめちゃくちゃ良いです。
アトラスお得意のめちゃくちゃおしゃれな UI は今作でもしっかり表現されていて、水彩画っぽいタッチで描かれた画面とおしゃれ UI がマッチしてめっちゃかっこいいです。またフィールドでのグラフィックもいつものペルソナシリーズらしい良い感じのアニメ調3Dグラフィックで、ただ今作はペルソナシリーズとは違って広大なフィールドの中を歩けるので遠くの景色を楽しめるという点でも良かったです。
世界観
設定としては中世っぽい世界観の中で8つくらいの種族が存在していて、猫耳の種族だったり角が生えている種族だったり羽が生えている種族だったり普通の人間と同じ見た目の種族だったり、いろんな種族がいる中で種族格差があってその中でもいくつかの種族は虐げられているような世の中を舞台にしていて、そんな世界で次の王を決めるための選挙を行うというのが根底のストーリーとしてあります。
これをプレイしていた頃はちょうど衆議院選挙が行われていたので現実世界での事柄とも自分の中でリンクする部分もあってより一層ストーリーに入り込むことができたのも良かったです。
キャラクター
一番話したいのはやっぱりキャラクターの話ですね。めちゃくちゃ魅力的なキャラクターが多い。
ペルソナシリーズでもキャラデザがすごく良くてどの作品でも推しキャラがいたんですが、今作はファンタジー世界というのもあってキャラごとの振り幅もすごくて一番を選ぶのが本当に難しかったです。
ただ惜しむらくはペルソナシリーズほど恋愛要素があるわけではないのであまり一番を決める意味はゲーム内ではないということですね。
とはいえ僕の最推しはムツタリ族のユーファさんっていうんですけどムツタリ族の特徴である第三の目がめちゃくちゃ良いんですよ。
今後メディア展開とか続編とかいろんなところで見れたら嬉しいなあ~~。
敵モデル
敵モンスターの造詣が常軌を逸している感じがあってとても良かったというのもありました。
X を見てたらメタファーの敵モンスターはヒエロニムス・ボスという画家の描いた絵がモデルになっている、というのを見つけたので調べてみたらまんまで笑いました。
敵モンスターを初めて見たときに、めっちゃ良いな!とはなりましたがそこで「これヒエロニムス・ボスじゃん!!」とはならないのでこれが僕に足りない教養というものなのですね、という気持ちになってしまった。
まとめ
総じてとても良かったです。
アトラスのゲームなのでやっぱりある程度バトルに歯ごたえがあるわけなんですが、戦闘を最初からやり直す機能があったり、わりとレベル上げがしやすくなっていたり親切設計だったので特にストレスなくプレイできたのも良かった。
ということで人に薦めたい良いゲームでした!
アトラスなのでそのうちメタファーの完全版とか出るんじゃないかという予感がちょっとあるんだけど出たときは普通に買ってもう一回やりたいなと思いました。おわり。