『FINAL FANTASY VII REBIRTH』をやった
CATEGORY:ゲーム
TAGS:#Play Station 5 / #ファイナルファンタジー
FINAL FANTASY VII REBIRTH というゲームをクリアしたので感想を書きます。
ネタバレを含みますのでまだプレイしておらずネタバレが嫌な方は読まないことをおすすめします。
プレイ記録
1週目クリアまでのプレイ時間としては111時間でした。
このゲームはやりこみコンテンツの量が異常で、まだ裏ボスを倒してなかったり、ミニゲームの高難易度モードをクリアしていないものがいくつかあったり、まだまだやり切れてはいない状態で111時間なので、ボリュームとしてはここ何年かやったゲームの中で一番でした。
最初に雑な感想をまず書くと、ストーリーはあまりにも神がかっていてプレイ中に何度も過呼吸になりかけたというのと、ゲームシステムも探索ゲーとしてクオリティがあまりにも高くて無限にプレイできるゲームになってました。
ということで簡単に言うと近年稀にみる神ゲーでした。
僕の FF7 プレイ遍歴
僕は実は FF シリーズはあんまり馴染みがなくて、初めてプレイした FF が FF14 で、そこから FF の面白さを知って FF15, FF16 とプレイしたという感じで過去の FF は未経験でした。
2020年に FINAL FANTASY VII REMAKE が発売したときも、僕は FF7 が未プレイだったのでリメイクが初めての FF7 シリーズでした。
そこで FF7 シリーズの面白さ、クラウドたち登場キャラクターの魅力を知って、また FF7 リメイクは原作と少しストーリーが異なっているということを知って、ゲーム自体は面白かったけど原作とのストーリーの違いを楽しめないのは辛いな、となったので、その後 Nintendo Switch で出ている移植版の FF7 原作をプレイしました。
その際に衝撃のストーリー展開にことさらに感動してしまって、すっかり FF7 最高~~~!になってしまいました。
そして個人的に FF7 シリーズでもっとも衝撃を受けたのは、FF7 原作クリア後に CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- REUNION をプレイしたときでした。
CRISIS CORE は FF7 の前日譚となるストーリーで、FF7 ではあまり多くを語られなかったザックスを主人公とした物語です。FF7 をプレイしている時点でザックスってのはとても良いやつなんだなあ~という印象を抱いていたのですが、CRISIS CORE プレイ後は FF シリーズの中での僕の最推しキャラに昇格してしまいました。
CRISIS CORE は本当に泣けるストーリーで、ひたすらにザックスの人間性の素晴らしさが表現されていて、この CRISIS CORE ありきで FF7 を再プレイしたらやばいことになるだろうなと感じました。
そしてさらにその後、ダージュ オブ ケルベロスという FF7 の物語から3年後の物語でありヴィンセントが主人公のゲームがあると知り、それもプレイしたかったのですがプレイする環境を作る敷居が高かったため自分でのプレイは諦め、YouTube で実況動画を見てストーリーを追うという形でこのゲームに触れました。
FF7 原作ではヴィンセントは仲間にしなくてもストーリーが成立するようなキャラクターで、FF7 の物語に直接的に深い関わりがないように思っていたのですが、このゲームではヴィンセントの深堀りがしっかりされていて、より FF7 という物語の深みが出るような設定を多く知ることができて良かったです。ネロやヴァイスのような魅力的な敵キャラが実は FF7 のストーリー時点で神羅のディープグラウンドいたことを知っておもしれ~~~ってなりました。
他にも FF7 関連作品には、今はもう絶対にプレイできないガラケー向けのゲームであるビフォア クライシスや、FF7 の物語の2年後を描く映画であるアドベントチルドレンや、あとは他にもいくつか小説があったり、ということ知ったのですがそれらにはまだ触れられていません。
アドベントチルドレンは現在配信されているので簡単に見ることができるので、FF7 リメイクシリーズ3作目が出る前までには見ておきたいところです。
そして、FF7 リバースが出る直前に FF7 リメイクをもう一度やり直して、さらに FF7 リメイクの DLC であるユフィを主人公とした FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE をプレイしました。
ユフィも FF7 原作ではヴィンセント同様仲間にしなくても成立するキャラクターだったのですが、INTERGRADE では FF7 のストーリーの直前にユフィが何をしていたのかというところがしっかり語られていて、ソノンというキャラクターとの素敵な関係性と悲しすぎる結末にこれまた大層感動しちゃいました。
という流れを経た上でプレイした FF7 リバースは本当にすごかった。絶対みんなこれまでのシリーズをプレイした上で FF7 リバースをやった方が良い。
いやもちろん FF7 リメイクシリーズだけでもクオリティがすさまじいので面白いんだけどここまでの流れを知った上でやるとすごいことになる。
ということで長くなりましたが僕の FF7 シリーズプレイ遍歴でした。
感想
前置きがめっちゃ長かったのですが、ここからが本題です。気の赴くままに感想をたらたらと書いていきます。
ストーリー
保険の為にこの記事はネタバレあるよと書いてはいるのですが、なるべくネタバレはしたくないとは思ってるのであまりストーリーに関して多くを語りたくはないのでふわっとした話をすると、とにかくこのゲームはストーリーが本当にすごいのでぜひ自分で体験してほしい。
というのも、原作の FF7 自体ストーリーがすごくよくできていて、衝撃的な展開もあるし終盤で明かされる事実に驚かされるしで本当に素晴らしかったのですが、このリメイクシリーズはその原作の流れをおおまかには辿りつつもより複雑な入り組んだストーリー展開になっていて、プレイしていないときもあの展開はどういうことなの…?っていうのがずっと頭から離れないくらいでした。
特にザックスファンの方には絶対にやってほしくて、ザックスに愛のある人がこのゲームをプレイしたら多分10時間に1回くらい泣くと思う。僕は100時間プレイしたので10回泣いたことになる。
ライフストリームという概念を利用してマルチバース的な展開をやっているんだけどめちゃくちゃ構成が練られていて破綻しないようにいくつもの伏線が用意されていて、それに気づいたときに鳥肌がすごい。
と言いつつプレイ中は僕は全然そのことに気づけなくて、クリア後に考察動画を見てめっちゃ驚いたって話なんだけど。
この方の考察は素晴らしいのでおすすめです。
【現実=原作=星7世界=終末の7秒前!】世界線の謎「完全解説」とはこういうことさ!!【FF7リバース】 - YouTube
リメイクが出てからリバースが出るまでの間に、バレットの声優である小林正寛さんが活動を休止したり、レノの声優である藤原啓治さんが亡くなってしまったりなど、メインのキャラクターの声優問題があったのですが、バレットの声優の後続として担当された船木まひとさんの演技はめっちゃ自然で完全にバレットだったし、レノの声優は変更はなしで既存の音声だけで作っていくことになり、このあたりも特にプレイする上でノイズにならずに楽しむことができました。
ただやっぱり残念なのは当たり前ですがレノのセリフがめちゃくちゃ少なくて口数が少ないキャラっぽくなってしまっていたところ。こればっかりはどうしようもないですが。
ストーリーの中で各々のメインキャラの深堀りエピソードがあるわけですが、原作でも面白かったそれぞれのエピソードがリメイクに伴い追加要素が加えられてより深みを増しつつ、最高のグラフィックで表現されて、かつ声優さんの演技も素晴らしく、全てのエピソードがとても感動できるものに仕上がってました。
そしてやっぱり素晴らしかったのはヒロインとなる3人の女性キャラとのゴールドソーサーでのデートイベントですね。かわいいがすごい。
これはもう本当に自分の目で確かめてほしい。
僕はユフィが大好きです。
戦闘アクション
戦闘アクションに関しては前作の FF7 リメイクで既に完成されていたというかあの頃から戦闘はめっちゃ面白かったのですが、今作はそこからさらに進化していて、めちゃめちゃ満足度の高いアクション体験でした。
今作での戦闘はボタン連打のごり押しだとしっかり負けるようになっていて、そして回避アクションよりも要所要所でちゃんとジャストガードをしないとうまいことバトルが展開しないのでやりがいがあって良かったです。
そして連携アクションと連携アビリティという2つのアクションが新しく追加されて、これがまためっちゃ良くて、プレイアブルのキャラクターが7人いるわけですが、それぞれの組み合わせごとに連携して発動する特別なアクションがあって戦闘が飽きないようになってる。
飽きないようになってる上に連携アビリティを使うことで威力が高いのはもちろん戦闘で有利になるバフがかかるっていう要素もあって、めちゃくちゃよく考えて作られてるなって感じがする。
ストーリーに出てくるようなボスとかは普通に戦えばまあ普通に倒せるようになってるんだけど、やりこみ要素であるバトルシミュレーターの後半の方の戦闘はしっかりと戦術を考えながら戦わないと全然勝てないようになっていて、それが考えながら戦闘ができるのでとても面白かったです。
探索要素
このゲームはオープンワールドではないんだけど、エリアごとにいわゆるオープンフィールドというものがあって、それぞれのエリアで探索ができるようになってる。
この探索要素もよくできていて、全部合わせると探索対象のコンテンツの数は結構多いんだけど絶妙な見せ方によって飽きがこないでコンプリートを目指せるように僕は感じました。
例えばライフスポット巡りをすることで新しくトレジャースポットが発見できるようになったり、トレジャースポット巡りをしているとシークレットエネミーが解放されたり、あとは通信塔を解放するとまた新たなスポットが見つかったり、みたいな感じで、発見が連鎖してさらなるスポットを生んでどんどん探索が捗って辞め時がわからなくなってしまう中毒性がある。
こういう探索要素や後に紹介するミニゲームをスルーしてしまえばこのゲームはもっと短い時間でクリアできると思うんだけど、それをさせない魅力が探索やミニゲームや、あとクエストとかにも詰まってるように感じます。
ミニゲーム
このゲームを語るうえで一番欠かせないのがこのミニゲームだと思う。
原作のころから色んなミニゲームがあってなんなんだこのゲームはっていう感想を持ってたんだけど、リバースではその種類がまずめちゃくちゃ多いし、それぞれのミニゲームがそれを切り出して一つのゲームにできるんじゃないかってくらい作りこまれた完成度の高さで、ミニゲームをやっていると自分が一体何のゲームをやっているのかよくわからなくなってくる。
特に僕が一番好きなのがやっぱりクイーンズブラッドっていうカードゲームで、色んな街のショップでカードパックが売っていて、そこで購入したパックを使ってデッキを組んで色んな人と戦うんだけど、勝負に勝つとカードをもらえるのでそれでまたデッキを増強したりして、徐々に自分のデッキが強くなっていく感じがたまらない。
カードの特殊効果のパターンも結構色々あって、コンボデッキとかも作れたりするし、このゲームのオンライン対戦を作ったら普通に結構流行るんじゃないかという予感がある。ていうか別でスマホアプリとして切り出してくれたらめちゃくちゃ嬉しい。
まあただ今時点のカードの数だと明らかに飛びぬけて強い戦術というのがあってカードの偏りは発生しそうなんだけど。今後もカードの種類がアプデで増えたりしたら良さそう。
で、ストーリーの中でこのクイーンズブラッドを巡るサブストーリーっていうのがあって、本筋のストーリーとは全然関係ないんだけどこっちはこっちで楽しいストーリーになっている。
あとはこれは発売前から予想できていたことなんだけど、チョコボレースがまじで面白い。
チョコボによって性能が違ってどのチョコボを選ぶかという時点からゲームが始まっていて、またそのチョコボに頭・胴体・足の3つの装備を付けられるんだけどその装備によってもチョコボのパラメータが変化する。そしてそれぞれのチョコボが特殊な能力を持っていて、それをレース中にどのタイミングで発動するかみたいなところも面白いゲーム性になっている。
あと単純にコースの数がめっちゃ多いし、それぞれのコースにはショートカットとかも用意されていたりして、まあ NPC はそんなに強くないので一人でやってると簡単に1位は取れちゃうのでそこはまあ~という感じなんだけど、いかにタイムを縮めるかというところに楽しさがある。
おわり
雑に語ってきましたが、まとめるととにかく神ゲーなのでみんなにやってほしい。
特にストーリーがめちゃくちゃ良いので原作と CRISIS CORE は少なくともやった上でやってほしい。
そしてストーリー以外の要素もそれぞれ突き詰められていて、ゲームの完成度としてもめちゃくちゃ高いので今のところ今年一のゲームって感じがする。
そして次回、リメイクシリーズ3作目で完結するので、それがいつになったら出るのか全然わかんないけど出るまでには小説版読んだりアドベントチルドレン見たり、あと最近出たスマホアプリの EVER CRISIS とかもやっておきたい。
っていうくらいにハマれるレベルで面白い作品でした。おしまい。