#6 永遠のような長い長い沈黙を経てついに着工に行き着いた【家を建てる話をするシリーズ】
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前回の記事 #5 住宅ローンがおりるまでの長い道のり【家を建てる話をするシリーズ】 から早いもので8ヵ月…。
このシリーズを一切更新していなかったのですが、それは別に僕がブログの更新が億劫でやめてしまっていたとか、そんなわけではないのです。
ただただブログに書けるような進捗が9ヵ月の間一切なかったのです…。
打ち合せが本当にしんどかった話
前回、土地を手に入れることができたので、それから僕と工務店の方とで楽しい楽しい間取りや内装の打ち合せが始まりました。
間取りの話は以前からしていましたが、そこから電気配線とか照明プランとかそういうのも含めてがっつり詳細をつめてく感じ。
こちらがこんな家が良いというのをひたすら提示して、工務店の方がそれに合わせて色んなプランを提示してくれて、という流れで間取りと内装の話を詰めていく期間です。
この期間に融資してもらった予算を見ながら僕のやりたいことと現実とのバランスを考えつつデザインを考えていきます。
一番最初に決めたスケジュールだとそれを2,3ヵ月やって大体今年の4月くらいに全て固まって着工入れますかねーって感じの話になってました。
しかし気付けば今はもう9月…約8ヵ月間この工程をやっておりました。
この8ヵ月で僕の工務店への不信感がだいぶ募っており正直今後もうまくやっていく自信があまりなくて何度も契約を無かったことにしたいという気持ちになりましたがなんとかここまで来れたので、もう少し頑張るか…みたいな気持ちで今はいます。
当初の計画だと今年の10月に家が完成する予定だったので今頃来月の引っ越しに向けてうきうきしているはずだったのですが、今の予定だと来年の2月頃に完成みたいな感じになりました。でも多分きっと予定はまた後ろにずれこむので来年の3月か4月になるんじゃないかなーって気がしています。
なぜこんなに長引いてしまったのか
当初のスケジュールから5ヵ月も後ろにずれてしまった原因をちょっと整理してみようと思います、と言いつつただ愚痴を言うだけのコーナーがここから始まります。
ざっくりまとめるとこんな感じ。
- 2週間に1度しか打ち合せできなかった
- 毎回の打ち合せが終わるたびに次回の打ち合わせの日程を予約するのですが、それが最速でも2週間先しか取れなくて話が全然進まなかったです
- なので8ヵ月かかったと言いつつ打ち合わせの数は16回してないくらいという感じ
- 前回の TODO が全然果たされなかった
- 打ち合わせのスパンが長いわりに前回の打ち合わせで決まった修正点などが次回の打ち合わせに反映されなかったりして、こちらもイメージをかためづらい部分があった
- 打ち合わせの質が低い
- 数少ない打ち合わせにも関わらず、結局今日は何を決めたくて話しているんだ?ということが多かった
- 決めなければいけないこと等がうやむやなまま進んでしまっていた
- メールのレスが遅い
- 1週間くらいレスが来ないことはざらにあって、毎回こちらからつっつきの追いメールをしたら謝罪しつつレスが来るみたいな状況だった
散々愚痴ってますが、もちろん僕にも悪いところはたくさんあって、打ち合わせの質の低さは参加者全員の問題だし、僕の方でも決めるべきこととか残タスクをしっかりまとめておくべきだったし、 TODO は残しておいてリマインドなどするべきだったし、早い段階でしっかり問題を伝えて工務店の方でも改善に向けて動いてもらうように働きかけるべきだった。
ただめちゃめちゃ言い訳だけど、家のことを決めるのでわりと頭のリソースをめっちゃ使っていて、仕事や家庭の忙しさもあったし、あまり工務店との間でギスりたくないというのもあってなあなあで進めてしまった。めっちゃ反省している。
結果として完成予定が今住んでいるアパートの更新日を越えることになっていまい、無駄に更新料を払うことになりそう。
もう本当に最近辛かった。
土地を手に入れてから着工するまでに期間が空きすぎて、僕の土地が雑草ぼーぼーになってしまい、雑草の量が県の基準を超えてしまって役所から怒られの手紙をもらうなどした。
本当に辛かった。
楽しかったこと
文句ばっかり書いてますが、この工程は家を建てる上で一番楽しい期間ではあるのでもちろん楽しいこともいっぱいありました。
- インダストリアルデザインの家具や家電をめっちゃ見た
- 家のデザインをインダストリアルな感じにしたかったので、それに合うような家具や家電をたくさん見に行きました
- いくつか目星はついていて、引越に合わせて購入する予定
- 床と壁のサンプルがめっちゃついたばかでかい冊子をもらって家の全ての床と壁をどうするかめっちゃ考えたり
- 結構自由に変えられるみたいで、いろんな変則的な壁を考えていた。結局わりと無難な感じにしたけど
- 同僚に助けてもらいながらベストなインターネットの配線を考えたり
- 照明を選ぶのが一番楽しかったかも
- ペンダントライトが大好きなので家中ペンダントライトだらけになる予定で、それぞれどんなライトにするかを妻と探し回ったのがとてもよかった
- 洗面台も元々は造作する予定だったけど予算的に諦めて、ただ代わりにサンワカンパニーのモルタルっぽいやつにしたんだけどそれがめっちゃかわいいのでむしろ良かった
- リビングの天井を配管をむき出しにして無骨な感じを出したかったんだけどそれが良い感じに実現できそうなのがとてもよかった
- 僕の作業部屋の防音性能をあげるために壁の中になんとかっていう素材(名前完全に忘れた)を入れた
- あと扉も僕の部屋だけ若干防音仕様のものにできた
ただ正直今の家にある家具・家電は引越後の内装に全然合わないのでちゃんとやるなら全部買い替えなきゃいけない気がしていて、引越後に出ていくお金がまたやばいことになりそう。
妥協したこと
前回の記事でも書いたように、思ったほど融資を受けられなかったのでやりたくてもやれなかったことがたくさんありました。
- お風呂の造作
- 当初の予定ではお風呂はメーカーのユニットバスではなくて、工務店に完全に造作してもらってタイル張りな感じのお風呂にする想定でしたが、 Panasonic のオフローラになりました
- 床暖房
- 床暖房だけで30万くらいかかるので諦めました。エアコンつけてスリッパ履いてればなんとかなりそう
- Miele の食洗器
- Miele の食洗器はすごいでっかくて鍋とかも洗えるという情報を得たのでそれにしたかったのですが、キッチンも結局一応食洗器はあるものの Panasonic のラクシーナのものになりました
- 鉄の階段
- 階段は黒の鉄で無骨でかっこいい感じにしたかったんだけど鉄はとにかく高いので結局木材になってしまった
- 2階のタンクレストイレ
- 1階はタンクレスのトイレにして、トイレ内に手を洗う場所を作るようにしていて、2階もそうしたかったんだけど高くなるので諦めて普通のトイレになりました
- トグルスイッチ
- 家の中のスイッチを全てトグルスイッチにする予定でしたが、全部それにするとめっちゃ高くなるので諦めて後で電気工事士にジョブチェンジして自分でやることにしました
- 外構
- 全然予算が足りず、外は本当に最低限住めるくらいにしてまた後でしっかり工事をすることにしました
- ガルバリウムの外壁
- ガルバリウムの外壁にするととてもかっこいいのでやりたかったけど高かったので正面の一面だけガルバリウムにして残り三面はサイディング材になりました
- 全館空調に興味があって軽く提案したんだけど、全館空調にするためには家の構造とかいろいろ考えなきゃだし、ばかでかい設備を家の中に置かなきゃいけなくて大変らしく諦めてしまった
- バルコニーが結構広いので、芝生だとかいろんな装飾をしたかったんだけどここもお金がなくて引越後にまわしたので最初はまじでだだっぴろいだけの空間になりそう
- あと書ききれないので省略しますが本当にいろんなものを完成後に別でやるという体で工事費から外すなどをしました
こう見ると妥協しかしてない。
おわり
なんだかんだでついに着工に入れたので、後は僕がやらなきゃいけないことはもうあんまりなさそうです。
定期的に現地に見に行って写真撮ったりしてここに載せていこうかなーとか思ってる次第です。
もしこれを読んでいてそのうち家を建てるという人がいたら僕を反面教師にしてほしい…。おわり。